先日、小学1年生の娘から 「髪の長い男の子はおかしいの?」 と聞かれました。
「おかしくないけど、どうしてそんなこと聞くの?」 と聞き返すと、その日にあった出来事をおしえてくれました。
放課後の帰り道、5年生のお兄ちゃんが、髪の長い1年生の男の子をからかっていました。
「男で髪長いとかおかしいよ」 って。
その男の子は優しい子で、黙っていました。
普段はのんびり屋さんで、親から見たらちょっとぼーっとしている娘が、なんとその5年生に向かって「おかしくないよ!」と勇気を出して言い返したそうです。
その話を聞いて私は何とも言えない、感情が心から湧き出てきました。
娘は話しながら私に尋ねました。
「ママ、私まちがってないよね?髪の長い男の子なんて全然おかしくないよね?」
私はとっさに抱きしめて、 「まちがってないよ!あなたはかっこいいよ」 と言ってあげました。
その後、娘はぽつりと言いました。
「私だって男の子になりたいって思うもん」と。
娘のその言葉に私は尊敬の気持ちでいっぱいになりました。
仕事に追われて、なかなか娘と向き合えていなかった自分を後悔することはたくさんあるけれど、ちゃんと娘は自分の思いを持って成長しているんだなぁと嬉しかったのです。
子どもたちの自由な個性を認めたい
この話は、私にとっても大切な気づきでした。
「男の子はこうあるべき」「女の子はこうあるべき」という枠に縛られず、子どもたちが自分らしくいられる社会を作りたい。
これからも、娘の言葉を胸に、子育てや仕事、そして自分らしさを大切にしていきたいと思います。
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